ぎっくり背中
急に背中が痛くなることはありますか?
朝起きた時、重い荷物を持った時、背中を捻った時、その場で激痛が走り、しばらく動きが鈍くなる状態になってしまう症状はぎっくり背中と呼ばれます。
ぎっくり腰という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、背中バージョンと言うとわかりやすいでしょうか?
ぎっくり腰では筋肉の痛みや関節の痛みの2パターンがありますが、ぎっくり背中は筋肉の炎症によるものです。
ぎっくり背中に対する当院の考え
ぎっくり背中は筋肉による炎症が多いため、早期の施術を行えば生活が楽になるまでの期間が短くなります。
しかし、施術を怠った場合、痛みの部位が広がって悪化し、筋肉に負担をかけすぎて炎症が悪化してしまいます。
その結果、筋肉の炎症や痛みがますます強くなっていきます。ですから、怪我をした直後に早急に対処することが必要です。
炎症を抑えるためには冷やすことも重要ですが、悪化しないように医療機関で施術を受けることが症状の軽減が期待できる近道です。
ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか
ぎっくり背中を放っておくと、筋肉の炎症の影響で痛みが強くなり、また、炎症が広がっていくため、使えば使うほど痛みが増し、激痛に変化する恐れがあります。
その結果、数時間動くことができなくなることがあります。
また、動けずに長時間同じ姿勢でいると、痛みの範囲が広がっていき、悪化することがあります。
更に、筋肉の炎症が悪化すると、骨や関節包に悪影響が出る可能性があります。
例えば、関節が支えられなくなり、ヘルニアや狭窄症などの問題が生じることがあります。
そのため、早めの施術が重要です。
ぎっくり背中の軽減方法
症状軽減のために、まず痛みの原因を特定し、その施術を行う必要があります。
筋肉の炎症を軽減するために、患部を冷やす『冷罨法(クーリング)』という施術があります。これにより、痛みの軽減が期待されます。
その後は、患部の周りの筋肉を緩め、代償作用と呼ばれる、疲れている筋肉を他の筋肉で補助することで負担を減らす方法を用いることが重要です。
周りの筋肉の施術も行って、この原理をしっかりと実践することが必要です。
施術を受けるとどう楽になるのか
患部を冷やすことにより、患者様の痛みが軽減することが多いです。
筋肉の炎症があるため、炎症を抑える施術を行います。
炎症が収まれば、患部の痛みが和らぎ、身体を動かしやすくするために『手技療法』を行います。
また、『電気療法』を行うことで、炎症を抑える効果が期待できます。
そして、『鍼施術』を行い、自然治癒力を活用していきましょう。
軽減するために必要な施術頻度は?
痛めてすぐの場合は、毎日施術を受けても構いません。
施術を行えば行うほど、効果が期待できるため、できるだけ頻繁に来院されることをお勧めします。
最低でも、再度痛みが出る前に来院いただくことをお勧めします。
3日に1回程度のペースで通院いただくことで、早めの症状軽減が期待できます。
1回の施術でも、身体の状態の軽減が期待できるため、ぜひお試しください。