ゴルフ肘
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ゴルフ中に稀にもしくは頻繁にスイングをした際に肘の内側が痛くなることはありますか?他にも同じ動きを繰り返していると肘の内側の部分が痛くなったりすることはありますか?何事も同じ動作を繰り返すと少なからず筋肉の疲労が起こるものです。一番身近なものは筋肉痛などですが筋肉痛の場合三日以内に症状が落ち着く場合が多いです。それ以上長引く場合は筋肉の炎症だけでなく、健や靭帯が切れたり炎症を起こしたりすることにより、痛めたりする場合があります。
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ゴルフ肘に対する当院の考え
ゴルフなど定期的に同じスイングを続けるスポーツや同じ動きを繰り返す方に多く起きるものがゴルフ肘、正式名所は上腕骨内側上顆炎というものになります。どのような症状でこの症状が起きるのかというと、同じ動作を繰り返すことによって指、手、前腕、肘周りの筋肉が徐々に疲労の蓄積がたまっていきます。疲労がたまれば貯まるほど筋肉が硬く硬直していき、そこの付着部の上腕骨内側上顆の部分にある骨と筋肉をくっつけている健の部分が炎症を起こします。なので筋肉の硬さがしっかりとれていれば痛めることは少ないです。ですが、楽しいことだと皆さん無理してしまうものなので筋肉の疲労に気が付かず無理をし痛めることが多いです。きれいなフォームで尚且つ筋肉が柔らかい状態で動かすことが理想です。
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ゴルフ肘を放っておくとどうなるのか
健の炎症なので炎症が強すぎる場合、痛みが伴うことはもちろんですが、タオルを絞る動き、ペットボトルのふたを開けようとしたときの痛みを感じる症状が多く言われております。ひどくなりすぎるとゴルフスイング時の痛みや片手で荷物を持ち上げた時に痛みを感じることがあります。内側上顆に付着している健が炎症が酷くなればひどくなるほど動作時痛が多くなり、しまいには前腕周りの筋肉がパンパンになっていきます。肘の曲げ伸ばしでの痛みは基本あまりないと言われておりますが、ひどくなりすぎると冷えた時や寝ているときは筋肉が固まりやすいのでそれに伴い痛くなることもあるようです。
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ゴルフ肘の改善方法
ゴルフ肘の改善方法として指、手首、前腕、肘の筋肉の硬直を取り除き、柔らかい状態を作ることによって、健が筋肉に延ばされにくい状態を作ることが出来れば基本的な痛みは減ることが多いです。原因として筋肉が硬くなりすぎて健を引っ張って健の炎症が起きてしまうのでその原点となる筋肉の部分をしっかり緩めることが出きれば治まります。なので痛めたすぐの状態でなければ柔軟やストレッチをしっかり行い、少しでも柔らかい状態をキープすることが大切です。また、テーピングを肘あたりに貼ることで内側上顆の動きを制限することが出来れば痛みが止まる事が多いです。
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ゴルフ肘の改善に効果的な当院の施術メニューは?
まず筋肉を緩めなければならないので鍼治療を行い炎症を抑える効果を活性化させ、痛みの除去をしてもらいます。鍼治療を行うことにより、自然治癒力と言われる自分で治す能力を活性化させ、筋肉系の疲労が取れていきます。次にクリニカル矯正という治療があります。内容は肩甲骨周りの筋肉をほぐし、可動域をあげていきます。これをやることにより、ゴルフスイングの際のスイングの広さが大きくなり正しいフォームで軽い力で遠くに飛ばす力が強くなります。肩甲骨の可動域は肩の60%ぐらいの動きに関与しているのでしっかり動かせることが大事です。
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その施術を受けるとどう楽になるのか
鍼治療を行うことにより、筋肉の炎症を抑えることが出来ます。また、筋肉の柔軟性もよくなりますので、健に引っ張られていたくなることが減る方が多いと思われます。筋肉が硬いとどの動作でも痛みを感じる方が多いです。痛みを感じる神経系が筋肉の筋膜と言われる部分に多様に集まっておりますのでその筋膜系を緩めることにより、痛みの感覚が減り動きが良くなる方が多いです。もう一つのクリニカル矯正を行うことにより骨格のバランスが良くなり可動域も正常に近づくので、ゴルフ中の動きが良くなります。
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改善するために必要な施術頻度は?
人によりますが、一番理想なのはもちろん毎日来てくれることに間違いありません。やればやるほどよくなるイメージはもちろん皆さんにもあると思います。ただ、期間が空きすぎると少しずつ日頃の日常生活の動作で元の形に戻ってしまうので、元の形に戻ってしまう前に治療を行っていくのが一番の理想になります。なのでしっかり治したい方は一緒に治療頑張っていきましょう!